柴犬のトリミングは必要？　ケアのポイントを知ろう！

岡山市のトリミングサロン・ペットホテルのフェリーチェです！
柴犬をお迎えしたばかりの飼い主様の中には「柴犬にトリミングは必要なの？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
柴犬は一定の長さ以上に毛が伸びることがないため、基本的にはカットが必要ない犬種といえます。その代わり、毎日のブラッシングや1ヶ月に1回のシャンプーなど定期的なケアは必要です。
そこでこの記事では、トリミングがいらない柴犬に必要なケアについて詳しく解説します。

柴犬に必要なのはトリミングよりもグルーミング

「トリミング」と「グルーミング」の違いをご存知ですか？
トリミングは犬の被毛をカットして整えるお手入れのことで、グルーミングはブラッシングやシャンプー、爪切り、耳掃除、歯磨き、肛門腺絞りなどのお手入れのことです。
柴犬はカットが必要ないので、日頃のお手入れはグルーミングが中心になってきます。その中でも特に重要なのはブラッシング。普段から抜け毛が多い柴犬の被毛は「オーバーコート（上毛）」と「アンダーコート（下毛）」のダブルコートになっており、換毛期（春と秋の2回）になると保温・保湿の役割を持つアンダーコートがかなりの量で生え替わっていきます。
抜け毛を放っておくと皮膚病の原因になったり、夏は熱がこもって熱中症の原因になったりすることもあるためブラッシングは毎日の習慣にして、換毛期は特に念入りに行ってあげましょう。

柴犬のブラッシング方法とは？

ブラッシング準備編

必要な道具は「スリッカーブラシ」と「コーム」があれば十分です。
ブラッシングを嫌がるワンちゃんも多いので、子犬のころから少しずつブラシやコームに慣れさせておきましょう。ブラッシングを嫌がる理由として、ブラシを当てる力が強すぎて痛みを感じている場合も考えられます。まずは自分の腕で力加減を確かめながら行ってみてください。
また、ブラッシングが苦手な子は1回で終わらせようとせず、短時間のブラッシングを数回に分けて行うなど工夫をしてあげましょう。少しでもできたら褒めたりご褒美をあげたりしながら、ブラッシングの時間が楽しいと思ってもらうことも大切です。

ブラッシング手順

まずスリッカーブラシで比較的嫌がりにくい背中からブラシをかけていきます。スリッカーブラシはガシガシ擦るようにかけるのではなく、ポンポンと優しく当てるようにしながら抜け毛を取り除いていきましょう。広範囲をいっぺんにブラッシングするよりも、範囲を小さく分けながら進めてみてください。スリッカーブラシである程度の抜け毛を除去できたら、コームの粗い目の方を使って残った毛を取り除いていきます。

※スリッカーブラシはやりすぎると皮膚を痛めてしまう恐れもありますので注意しましょう。

その後、腰周りや後ろ足をブラッシングしていきます。愛犬がブラッシングを嫌がらないようなら、片手で毛を捲ってアンダーコートに直接ブラシを当てると抜け毛も取れやすくなります。
お腹は愛犬を仰向けに寝かせるか、立たせて抱えるかしてブラッシングしていきます。お腹の毛は薄いのでブラシが強く当たらないように注意してください。
最後に首や胸、前足など前方のブラッシングをしていきます。首の近くは毛量が多いのでしっかりとブラッシングしていきましょう。

レーキングは柴犬の抜け毛対策におすすめ！

自宅でブラッシングをしていても、部屋中に抜け毛が舞い散ってしまうとお悩みならトリミングサロンでレーキングをしてもらうのも一つの方法です。
レーキングとは、ブラッシングでは取りきれなかった不要なアンダーコートだけを専用のナイフで処理する技法のこと。冬毛から夏毛、夏毛から冬毛に生え変わる換毛期は特に有効ですが、年中抜け毛が気になるならシャンプーのついでにお願いしてみるのもおすすめです。

レーキングのメリット

1.抜け毛の量が格段に減るのでお掃除ラクラク
毎日少しずつ抜け落ちる毛を一度に処理していくので、抜け毛の量が激減。お部屋の掃除もラクになります。※抜け毛はすべてなくなるというわけではありません。
2.夏場の暑さ対策
保温・保湿効果のあるアンダーコートを処理するため通気性が良くなり、体の熱を逃すことで熱中症対策にもなります。
3.被毛のツヤ感アップ！
いらない毛を処理すると残った毛に栄養がいきやすく、全体的にツヤツヤした印象になります。
4.皮膚の健康維持
シャンプーや保湿剤が皮膚に届きやすくなるため、汚れが落ちやすく乾燥によるフケなども軽減。皮膚トラブルも起きにくくなります。

柴犬のレーキング料金は？

岡山のトリミングサロン・ペットホテルのフェリーチェで柴犬のレーキングを行う場合をご紹介します。

フェリーチェのレーキングはオプションとなるため、シャンプーセットと一緒にお受けしています。
シャンプーセットには柴犬のケアに必要なグルーミングをすべてセットにしています。柴犬のシャンプーの頻度は1ヶ月に一度のペースがおすすめです。

※大きさ・毛量・毛玉・抜け毛などがあった場合は追加料金がかかります。詳しくはこちらをご確認ください。

柴犬がトリミングサロンを利用するメリット

柴犬はカットがいらないのでサロンに行く必要はないのでは？　と思う飼い主様もいるかもしれませんが、自宅シャンプーはなかなかの重労働。しかも柴犬はアンダーコートがびっしり密集しているので洗うと抜け毛の量も多く、乾かすのにも時間がかかり、さらにその後のお掃除もひと苦労です。
サロンに任せればシャンプー＆ブローだけでなく、爪切りや足裏の無駄な毛のカット、肛門腺絞り、耳掃除など難しいケアも丸ごとお願いできるうえ仕上がった時のフワフワ・モフモフ感も違います。
何よりプロが手際良く短時間でストレスなく仕上げていくので「シャンプー嫌い！」「ブラッシング嫌い！」といったことになりにくく、ご自宅のお手入れもスムーズになります。
また、小さな頃に他人からたくさん触られたり、他のわんちゃんがいる環境に慣れさせておくと、大きくなった時に人や犬に対して警戒心を和らげることもできます。どんな状況下でも不安なく過ごせる社会性を身に着けられるのも、柴犬がトリミングサロンを利用するメリットと言えます。