コラム

今からできる犬のダイエット

岡山市のトリミングサロン・ペットホテルのフェリーチェです!
愛犬が「ちょっと太り気味かも?」と感じたことはありませんか? 人間と同様、体重が増えすぎると内臓に負担がかかるだけでなく、足腰にも影響が出てきてしまいます。
そこで今回は、今からでも簡単にできる犬のダイエット方法についてご紹介します。

まずは適正体重を知ろう!

実は犬の適正体重はあくまでも目安。同じ犬種でも個体差が大きくなりやすいため、肥満かどうかは体型から判断する「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」を参考にするのがおすすめです。

ボディ・コンディション・スコア
環境省:犬・猫の健康を守るために

5段階のうち目標にするのはBCS3。肋骨に触れられる程度の適度な脂肪があり、ウエストにくびれがある体型です。もし愛犬がBCS4、BCS5ならダイエットを始めた方がいいかもしれません。

犬の肥満によるリスク

愛犬の太り気味や肥満は、次のような病気にかかる可能性を高めます。

関節疾患

体重が増えると関節や脚に負荷がかかり、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼、関節炎などを起こしやすくなります。特にシニア犬は関節への負担が大きく注意が必要です。

心血管疾患

体重増加で体内に血液を送る量が多くなると心臓への負担がかかり、血圧が上昇する場合があります。そのため高血圧や心臓病などのリスクが高くなってしまいます。

呼吸器系疾患

4足歩行の犬は脂肪が増えると前にたるむので、簡単に胸周りや首周りを圧迫します。そのため呼吸がしづらくなり、肺がしっかり膨らまないため咳が出たりなど、呼吸器疾患を起こしやすくなります。

糖尿病

肥満で糖尿病に絶対なるわけではありませんが、糖尿病の血糖値を下げるインスリンの働きが弱まるため原因の1つに挙げられます。

肝機能障害

食べ過ぎによる肥満は、肝細胞に過剰な脂肪が溜まっていき脂肪肝になる可能性が高まります。脂肪肝は肝硬変の入り口とも言われています。

こうした病気のリスクにより、ワンちゃんの肥満は寿命を短くしてしまう危険もあるのです。

犬のダイエット

犬のダイエットは運動と食事が大切!

愛犬が太り過ぎてしまう原因は、主に運動不足とフードやおやつの与え過ぎです。

犬の運動不足解消には?

減量効果を高めるには、20分以上の軽度な運動を1日2回程度行うことがおすすめです。歩きたがらないから散歩をしてない、小型犬だから室内で十分、大型犬だけど散歩時間が短いといったワンちゃんは、外を歩くことで刺激にもなるので少しずつ散歩時間を増やしていきましょう。
普段から散歩している場合は、散歩コースに坂道や階段のある場所を選んだり、途中でボール遊びを入れるなど工夫してみるのもおすすめです。

犬のボール遊び

フードやおやつの与え方に工夫を!

食事の回数が多いと空腹感を抑えることができるため、1日の食事量を何回かに分けて与えてみたり、早食い防止用の食器を使って食事時間を長くする工夫をしてみるのもおすすめです。量を減らしたりダイエットフードに変える場合は、十分な移行期間をとって少しずつ緩やかに切り替えていきましょう。
おやつは1日の量を細かく分けて回数多く与える方が、ご褒美の時間が増えて犬は嬉しいもの。知育玩具などに入れて遊びながら少しづつ食べられるようにするのもおすすめです。

まとめ

愛犬のダイエットは、食事や運動のバランスを考えて長期的に進めるのが成功のコツ。健康維持のためにも無理のない範囲で進めてあげてくださいね。

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